準備

準備をすることは必須だが、その場では準備してきたものにとらわれ過ぎないことが大事。

「準備が大事」

様々な場面で聞く言葉かと思います。

もう少し細かく表現すると、その場で考えて対応していくというより、事前にやる事やアウトプットするものをしっかりと準備して何事にも臨む姿勢が大事だ、ということだと思います。

スポーツ選手のヒーローインタビューでも良く耳にする言葉です。

 

なぜ準備は大事なのか?

これは、その場で生み出したアウトプット(=その場アウトプット)と、準備して生み出したアウトプット(=準備アウトプット)に違いがあるからだと思います。

 

《その場アウトプット》

これはいわゆるジャストアイデアのことです。特徴として、その場の話の流れを元に生み出されるアウトプットなので、その場の話の影響を受けやすいものになることが多いと思います。また、アウトプット自体の信用度が低いため、結局会議の後にその場アウトプットの妥当性を調べる作業が発生してしまいます。

 

《準備アウトプット》

調べながら考えることができ、参考にできる情報が多いため、アウトプットの質を高く担保することができます。また、アウトプット自体も信用度が高いため、その場でスピード感をもって話を前進させることができます。

 

つまり、アウトプットの質的な観点から、準備はとても大切なものになっていきます。

 

その場アウトプットも大事

前述の通り、大前提、質の良いアウトプットを生み出すために、準備は必須となります。ただ、準備してきたものにとらわれすぎて柔軟性を失うことは良くありません。

例えば、全体の話の流れが準備してきたものと違う方向性になったときに思考が停止してしまったり、自分が準備してきたものの方向性に無理矢理話の軌道を変えて、独りよがりのアウトプットになってしまうといった柔軟性を欠いた姿勢はマイナスになってしまいます。

つまり、準備はしていくものの、その場ではしっかりと頭を働かせて、その場アウトプットも生み出していく姿勢が大事になっていきます。

 

最後に・・・

準備することは必須ですが、その場では準備してきたものに固執し過ぎず、柔軟性をもった姿勢で臨むことが大切になっていきます。