古い=悪い 新しい=良い
突然ですが、古い=悪い 新しい=良い という固定概念を持っていないでしょうか?
これは古い=劣っている 新しい=優れている という感覚から生まれているものだと解釈しています。
ただ、個人的にこれは違うと思っていて、単純に
古い=今の時代に合っていない 新しい=今の時代に合っている だけのこと
だと思っています。
例えば、リモコンの遠隔操作でスイッチを入れられる扇風機があると思います。
昔は手動でスイッチを入れる形式が主流でした。
これについて考えてみると、遠隔操作ができる扇風機が優れているというわけではなくて、今の時代の消費者のニーズ(楽をしたい)に合っているから評価されているだけだと思っています。
というのも、これが仮に今後家中の全ての物が遠隔操作できるようになり、家の中を飛び交う赤外線が増大して、結果うまく扇風機が遠隔では作動しなくなったらどうなるでしょう。
恐らく古いと言われていた手動で操作できる扇風機の方が良いという判断になると思います。
つまり、古いというのは古くからあるというだけで、劣っているなどのマイナスな意味は含まないということです。
そして、古くからあるもので今も尚時代とマッチし続けているものは、(例えば「不変の技術」であったり、「失敗は成功の母」という不変の教訓)むしろ不変的なテーマとして、今現在も輝きをもった素晴らしいものになっています。