前提
学生でも社会人でも、何かのテーマに対して議論を行ったり、考えを深めていく作業は日々発生してくると思います。
その時に意識しておきたいことが、
「物事を考える時には前提を正しく解釈する。」です。
それは間違った前提の上で思考を進めると、全く的を射ない結論に着地してしまうからです。
先日、買い物に行く道中で視線をふと上に上げると、真っ黒い服装をした人にジッと見られていることに気づき、一瞬恐怖を感じました。
ただ、数秒後、それが人ではなく単なる布団のシーツであることがわかりました。
屋上に干されている黒いシーツが風に吹かれて空気を含み、人に見えたのです。
人ではないと分かった瞬間に、ただのシーツに対して恐怖を感じていた自分が恥ずかしくなりました。
視線を上げた時に、そもそもシーツを人だと勘違いしなければ何の感情も湧かないシーンで、最初の認識違いで起きた出来事でした。
このように、最初の認識が間違っていると、その先の帰結がトンチンカンな方向にいってしまうことがあります。
何かのテーマに対して考える時は、テーマの前提となっていることから疑うことが大事ですね。