人データのアップデート

昨今の状況をみていると、自分が置かれている状況に合わせて柔軟に行動や考え方を変化させていくのは非常に重要だなぁと日々感じています。

この柔軟性と紐づけた話を少しすると、ビジネスにおいても同様で、

顧客が満足度を感じやすい要素を時代とともにアップデートして企業活動を変化させていく。

これが企業が価値提供し続ける上で必須のことだと思います。

というのも、時代とともに人が求めるものは変化するからです。

 

例えば、ホストクラブや整骨院は入り口に従業員の紹介が多くの場合あるかと思います。

これは彼らが提供するサービスの構成要素の中で、「人」が最も顧客満足度と相関関係が強いから、この要素に注力して押し出しているのだろうと思います。

ただ、「人」が彼らのサービスにとって重要度が高い要素であるというデータは、ある一時代の顧客の価値観であって、永続するわけではありません。

ホストクラブを例にとってみると、もしかしたら「人」よりも「空間」の方が今の時代のお客さんの顧客満足度と近い関係にある可能性もあります。

もし、仮に「空間」が顧客満足度に対して最もインパクトが大きい要素だとしたら、「人」の確保ではなく、お店の空間デザインにリソースを割いた方が良いでしょう。

 

このように、顧客のニーズを定点的にウォッチングし、それに合わせて柔軟に舵を切れば、焦点が合った戦略を作ることができます。

人の価値観が何年くらいで変化するかわかりませんが、「人間の変化」にも経営者は敏感である必要がありそうです。