計画倒れ

よく「計画倒れ」という言葉を耳にします。

それを単純に自分の怠惰な性格のせいにしてしまっている人も多いかと思います。

しかし、もしかしたら計画自体に問題があるかもしれません。

これは僕の考えですが、

行動計画は具体的にし、すぐ動き出せるようにすることがとても大切だと思っています。

理由は、人は具体的な行動まで落とし込めて、初めて動き出すことができると思うからです。

 

例えば、他人に指示を出す場合で考えてみます。

ある野球チームの監督がエース投手に「速い球を投げれるようになれ」というざっくりとした指示を出したとします。

ただ、その投手はそれだけを聞いても今すぐに動き出すことはできません。

投手側で「速い球を投げられるようにするにはどうすれば良いのか?」という思考作業を挟まないと実際の行動には移せないでしょう。

これを「速い球を投げられるように走り込んで足腰を鍛えろ」という指示にすれば、具体性が高いので、投手も今すぐ行動に移すことができます。

 

次に自分自身の計画について考えてみます。

今日は「資料作成をする」という予定を立てていたとします。

ただ、いざとなると中々やる気が起きず、着手できないといったことがあります。

これは「資料作成」という漠然と重たいタスクにモチベーションが上がらないのでしょう。

そんな時は「資料作成」を要素分解し、情報収集・骨子作成・PPT作成みたいに具体的なアクションプランに落とし込むと、やることが明確に見えるようになり、着手する気が湧いてくると思います。

 

 

せっかく計画を作っても実行されなければ全く意味がありません。

実行できるような形で計画をデザインすることがとても大切なのです。