意見を変える

今日はよくある批判に関するお話を持ってきました。

 

コロナによって状況がめまぐるしく変化する中で、政府や企業の方針も日々変化している状況です。

そして、この方針の変化に対して「意見をコロコロ変えるな」と批判する声がよく聞かれます。

これは、日本によくある「首尾一貫していることが正しい」という風潮が影響しているように感じています。

 

では意見を曲げない方がいいのか?

 

今日はこのことについて話していきたいと思います。

 

 

僕の考えですが、

基本的に意見や方針は変わっても問題ありません。

むしろ変わるのは当然だと思っています。

 

それは、意見や方針を下支えしている経験や状況は変化するものだからです。

 

人の主張や方針というのは経験や状況にひもづいています。

なので、その経験や状況が変化したら意見がアップデートされるのは当然です。

 

例えば、サッカーの試合で1点差で勝っている時に、なるべくゆっくり展開して時間を使いながら進めていく方針をとっていたとします。しかし、逆転されてその後追加点を許し、2点差で負けている状況になります。そうなると、当然方針もゆっくり攻める形から、リスクをとってでも点を取りにいく攻撃的な形に変わっていきます。

 

このように、判断の元となる状況や経験が変われば、意見も変わるべきなのです。

 

しかし、意見が変わるのがあまり良くない状況というのもあります。

それは、元となる経験や考え方が変わらない中で、主張が変わってしまう場合です。

これは単純に考えが甘かったと言われてしまっても仕方がありません。

しっかりと自分なりに論理を組み立ててから意見を発しないと、意見が変わったときに説明がつかなくなってしまいます。

 

 

今回は意見の変化についてお話していきました。

自分の経験や周りの状況を元に組み立てられた意見であれば、その経験や状況が更新されるのに合わせて意見を変化させるのも当然のことです。

 

少し視点を変えると「一度主張をすると意見を変えられない」と思ってしまうことで、意見自体を言えないことが多くある印象です。

ただ、他人の違う意見をきいて、それがある種自分の新しい経験となれば、それを元に意見は変わって良いと思います。

繰り返しますが、意見や方針は変化させても問題ありません。

なので是非積極的に自分の意見をアウトプットしてみてほしいです。