どうやって差別化するのか?

昔は「限られた人にしかできない」みたいな雰囲気がありましたが、最近は色んな人が発信や起業などの社会に対する積極的なアクションをするようになりました。

そんな中で「差別化が大事」だとよく言われるかと思います。

これは先行者利益という考え方があるからです。

ある市場を一番最初に開拓した者が最も利益を獲得できるといった考え方です。

こうなると、その市場=〇〇みたいに自らを代名詞化することができ、認知や信頼感を得ることができます。

このような考え方があるので、多くの人が他人と差別化しようと試行錯誤しています。

そんな中で多くの人が思うのは、この1点だと思います。

 

では、どうやって差別化するのか?

 

今日はこれをテーマにしていきます。

 

 どうやって差別化するのか?

 差別化していく流れとして、大きく以下2つの作業があります。

①市場調査

②差別化する内容を決める

この2つは並行して行うものです。

順番に説明していきます。

 

①市場調査

これは現状の市場環境を把握する作業です。

平たくいうと、まだ取られていない領域はどこかを探ることであり、どこに差別化するポイントがあるのかを見極める作業となります。

この作業のなかで重要なポイントは、その領域が取られているか否かは多くの人々に認知されているかで判断する、ということです。

というのも、厳密には既に先行者がいても知られていなければ、まだその領域は未開拓と同じだからです。

恐らく今から僕たちが考えることは、既に誰かがやってしまっている可能性が高いと思います。

しかし、それがまだ世の中に知られていない状況で、その領域の認知を圧倒的にとってしまえば、多くの人からは先行者だと捉えられるでしょう。

これによって、その市場の代名詞となることが可能です。

なので、世間に認知されているか否かを軸に、市場調査を進めていくことがとても大切です。

 

②差別化する内容を決める

 0→1で内容を考えても勿論問題ないのですが、それが難しいと感じる方は以下2つの方法をオススメします。

 

・既存の要素を掛け合わせる

0→1で奇抜なことを考えるより、頭の中にあるものを掛け合わせた方がアイデアは生み出しやすいです。

そして、この掛け合わせがユニークなほど差別化しやすくなります。 

 

・他の市場の優れた要素を転用する

他の市場で機能している要素を自分が担う市場でも転用してみると上手くいくことがあります。

他の領域で機能しているということは、ある程度理にかなったものであるため、自分が狙っていく市場でもそれをカスタマイズして使えば効果は出やすいです。

例えば、最近よく耳にするサブスクリプションはこれの成功事例ともいえます。

「月額〇円で使い放題」みたいなサービスは以前からありましたが、それを音楽にもうまく転用した事例がSpotifyです。

 

まとめ

今回は「どうやって差別化するのか」というテーマについてお話していきました。

そして、色々書いてきましたが1点注意点があって、

それが顧客に必要なものか?

という視点は常に頭に入れておいてください。

どんなに差別化しようと、必要とされないものは受け入れられません。

事業を起こすにしても、コミュニティの中で目立つにしても、「差別化する」ことはとても大切な考え方だと思うので、是非オンリーワンになる道を探ってみてください。